『地球外少年少女』後編
公開まで待てない…とか言っておいて、1週間遅れでようやく観てきました。
『地球外少年少女』後編「はじまりの物語」
予想以上にSFだった…。
前編で張られた伏線がああなって、こうなって、物語は宇宙でのサバイバルだけに収まらない方向に向かっていく。そのドライブ感にぞくぞくします。
そもそも昔から危機的状況をテクノロジーと人間の知恵で乗り越えるドラマが好みなんです(『宇宙戦艦ヤマト』第1作もそう)。時代遅れになった技術が思わぬところで力を発揮する展開なんてぐっときます。
そして、その先に、人類の進化、知性とはなにか?というSFの永遠のテーマに触れていく。
しびれました。
前編はクラークの「渇きの海」、後編は同じクラークの「幼年期の終わり」って感じでしょうか。
少年時代にSFを読んで感じたピュアなセンス・オブ・ワンダーがよみがえってくるようで、初心にかえる思いでした。
配信で観るのをがまんして劇場で観たおかげで、臨場感、没入感が最高。
前回は宇宙、今回は電脳世界にダイブするような気持ちを味わいました。
ラストシーンの画がいいですよね。
私は小松左京のジュヴナイルSF『青い宇宙の冒険』を思い出していました。