「東映動画と高畑勲」東映アニメーションミュージアム
2018年7月にオープンした東映アニメーションミュージアムに初めて行ってきました。
大泉の東映アニメーションスタジオに併設されている、入場無料のアニメミュージアムです。
スタジオが改築される前にも、スタジオ内に東映アニメーションギャラリーという展示スペースがあったのですが、改築されたあとは見違えるほど立派な施設に生まれ変わっていて驚きました。
実は東映アニメーションミュージアムとなってからも一度来たことがあります。そのときは向かいの映画館(T-JOY大泉)で映画観たついでにぶらっと入ろうとして、守衛さんに「予約してないと入場できません」と止められて入れませんでした。
今は新型コロナ感染対策のために事前予約制になっているのでした。
予約できるのは入場日の3日前から前日17:00まで。当日に思いついて行くというわけにはいかない。予定が立てにくい人にはなかなかハードルが高いシステムです。
で、今回は予定を調整して、ちゃんと予約して行ってきましたよ。
目当ては特別展示「東映動画と高畑勲」。
https://iko-yo.net/facilities/2510/news/76787
ミュージアム内は子どもたちが遊べる「わくわくエリア」と「資料展示エリア」に分かれていて、わくわくエリアのみ撮影可。
特別展示「東映動画と高畑勲」は資料展示エリアの一角にありました。
ほんとに「一角」という感じで資料点数は多くない。
『太陽の王子ホルスの大冒険』の資料を中心に、高畑監督が関わった東映動画作品(劇場作品とTVアニメ)の紹介、高畑監督の作業机の再現(?)などで構成されています。TVアニメはどのエピソードに参加したかも場面写つきで紹介されていることに感心しました。
『ホルスの大冒険』のテンションシートなど、「高畑勲展」で展示されていた資料もありました。「高畑勲展」のときより間近で見られるのがうれしい。また、「高畑勲展」になかった資料もあったので、足を延ばした甲斐がありました。
展示としてはこじんまりしたのなので、わざわざ遠くから来るほどのことはないかもしれませんが、近くに来るついでがあれば観て損はないと思います。
特別展示「東映動画と高畑勲」は5月9日までなので、気になる人はお早目に。
資料展示エリアには放送中の作品の設定資料、原画、セル画などの展示や東映アニメーション作品を一望できる展示、アニメを作る工程を紹介する展示などがあり、じっくり見ていたら、あっと言う間に1時間くらい経ってしまいました。
特にプリキュアシリーズの展示が充実していてよかったです。
ミュージアム前の庭には東映アニメーション作品のキャラクターの像があちこちに。
ペロのうしろにはねずみの親子が控えているの芸コマで愉快です。
親子で楽しめる充実した施設なので、早く新型コロナが収束して、予約なしで気軽に入れるようになるとよいなと思います。