怪獣映画音楽コンサート「KAIJU CRESCENDO」
「KAIJU CRESCENDO」は2019年にシカゴで開催されたコンサートです。日本の怪獣映画音楽を70人を超えるオーケストラが演奏。ミレニアムシリーズ3作の音楽を手がけた大島ミチルさんが出演し、自作の組曲を指揮しました。
開催にあたって、クラウドファンディングが立ち上げられ、世界から支援を募ったんですね。私も特撮音楽ファン、大島ミチルファンのひとりとして支援しました。
無事コンサートは開催され、クラウドファンディングのリターンであるライブCDが到着しました。支援者特典のポストカード付きです。
本来はもっと早く届くはずだったのですが、世界がコロナ禍に突入してしまったため、CDの制作が遅れたそうです。
しかし、支援はコンサートを成功させるのが目的ですので、私はまったく気にしていませんでした。
コンサートは2部構成。
第1部は伊福部昭、佐藤勝の特撮怪獣映画音楽を演奏。指揮はジョン・デセンティス(John Desentis)。
『ゴジラ』『ラドン』『ゴジラの息子』『地球防衛軍』『日本誕生』『ゴジラ対メカゴジラ』からの選曲です。『日本誕生』が演奏されるのは珍しいのでは。『ゴジラ対メカゴジラ』は「ミヤラビの祈り」の歌入り。
シカゴのミュージシャンが演奏する伊福部昭、気のせいか日本のオーケストラよりスマートな響きに聴こえます。
第2部が本命で、大島ミチルさんが作曲したゴジラ映画音楽を特集。
『ゴジラ×メガギラス』『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』の3作の、それぞれ約10分におよぶ組曲です。
このコンサートのために大島ミチルさんがスコアを起こし、指揮も大島ミチルさん自身。
そして、コンサートのために書き下ろした新曲『G in Chicago「C.H.C.A.G.」』の初演も!
アンコールは大島ミチル版ゴジラのテーマ。
気迫すら感じられる渾身の演奏です。録音を聴いていても、会場の興奮と熱気が伝わってきます。燃えますね。
アンコールの手拍子と歓声を聴くと、大島ミチル版ゴジラのテーマがいかに海外のファンにも愛されているかがわかります。
すばらしいコンサートを応援できてよかったです。
残念ながらシカゴの会場で聴くことはできなかったので、CDを爆音で聴いてコンサートの雰囲気を体験したいと思います。
いつか、ぜひ日本でも!
このCD、Amazonやタワーレコードなどでも買えるようです。