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「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」コンサート

「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」コンサート

10月6日、西新井文化ホールで開催された「組曲 宇宙戦艦ヤマト」のコンサートに足を運びました。

宮川泰先生の実家から発見されたオリジナルスコアを元に復元したスコアによる初演です。

指揮:池田開渡
管弦楽:おーけすとら・ぴとれ座
合唱:ぴとれ座合唱団
スキャット:ゆうき

若い楽団員によるエネルギッシュで心沸き立つ演奏でした。
大のヤマトファンでこの企画の発案者でもある指揮者・池田開渡さんのヤマト愛が演奏から伝わってくる。コンサートというよりファンイベントみたいな印象。会場の熱気もそういう感じ。

オケは私が客席から確認した限りでは、弦が10型(10・8・6・6・4)、トランペット2、トロンボーン3、チューバ1、フルート2、オーボエ3、クラリネット2、ファゴット2、ホルン5、パーカッション3、ピアノ/キーボード1、ハープ1、ギター1、エレキベース1、ドラム1、合唱が男声6、女声6、そしてスキャットのゆうきさん。
「誕生」「出発」の勇壮さ、「決戦」の迫力、「真赤なスカーフ」「イスカンダル」の叙情が胸にしみました。「真赤なスカーフ」のトランペットソロ、「イスカンダル」のアルトフルートソロの再現度がすばらしい。
アンコールはなんと、「さらば宇宙戦艦ヤマト」から「大いなる愛」。ピアノは宮川彬良さんの長男・宮川大典さん。

貴重な資料展示も充実。
ヤマト50周年にふさわしい、ヤマトファンの想いが集まったコンサートでした。

これでスコアが用意されたわけなので、今後演奏の機会が増えることを期待しています。

「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」コンサートに贈られた花