『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念上映会
10月6日の夜は新宿ピカデリーで開催された「『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念上映会」に足を運びました。
昼のコンサートに続いて、こちらもヤマトファンの熱気があふれるイベントでした。
50年前の『宇宙戦艦ヤマト』第1話放送開始と同日同時刻から、第1話をスクリーンで上映。何度も観ている映像ですが、スクリーンで観る体験は格別です。大画面に映える映像だと再認識しました。
続いて、1977年に発売された8ミリ版全3巻を連続上映。8ミリ版はこれが初見ですが、「こういう編集なのか!」と驚きました。なんと第2巻で七色星団の決戦とガミラス本星の決戦を終わらせてしまう。そして最終第3巻は25話と26話をベースに、愛と別れ、生と死のドラマを見せる濃密な構成。デスラーが登場するものの退場する場面がなく、「デスラーはどうなったの?」と思ったのは私だけではないはず。しかしそれを承知の上で人間ドラマを見せたかったのでしょうね。フィルム脇に記録されたサウンドトラックが動く絵が観られるという貴重な機会でもありました。
上映後の庵野秀明さん、出渕裕さん、氷川竜介さんの3人によるトークは年季の入ったヤマトファン座談会という感じで楽しかった。ここでも新発見のノンテロップ版オープニング、エンディングの上映といううれしい趣向が。初期オープニングの発色のよさに驚きました。
その後、放送50周年記念プロジェクトの新しい展開の発表があったのは、ネットニュースなどで報じられている通り。
私自身の『ヤマト』とのかかわりは個人誌「劇伴倶楽部」に書いたことがありますが、50年前の体験が現在の仕事や活動の原点になっているのは間違いない。それをあらためて感じました。10/12のSoundtrack Pubではそういう話も少ししてみたいと思います。
あらためて、出演者、スタッフのみなさま、お疲れさまでした。ありがとうございました。