大林宣彦レトロスペクティヴ
4月8日、菊川の映画館Strangersで上映中の「大林宣彦レトロスペクティヴ」特集を観てきました。
大林監督の自主製作16ミリフィルム映画三部作
『Complexe=微熱の玻璃あるいは悲しい饒舌ワルツに乗って葬列の散歩道』
『ÉMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』
『CONFESSION=遥かなるあこがれギロチン恋の旅』
の3本をスクリーンで上映する企画。
映像ソフトでも持ってるんですがスクリーンでまとめて観るのは初めて(少なくとも『CONFESSION』をスクリーンで観るのはたぶん初めて)。
やっぱり映画だなぁ、こうやって観るものだなぁと実感しました。
この日に足を運んだのは、上映後に大林作品を多く手がけた作曲家・宮崎尚志さんの息子さん・宮崎道さんと志田一穂さんのトークイベントがあったから。宮崎道さんも作曲家です。
トークの中でも語られていましたが、大林映画といちばん相性がよかったのが宮崎尚志さんの音楽だったと思うんです。伝統をふまえつつ、自由で前衛的。そして独特のリリシズムがある。
トークでは宮崎尚志さんと大林監督の関係、宮崎道さんが間近に見た大林映画の音楽作り秘話などが語られ、さらに秘蔵8ミリ映像も観られて、実によかった。来た甲斐がありました。もっと聞きたかった!
Strangersの「大林宣彦レトロスペクティヴ」は10日まで。9日と10日も上映後にトークイベントがあるので、気になる方はぜひ!
Strangersの特集ページ
https://stranger.jp/movie/6141/