日高美子さんライブ「Yoshiko &Shizuka Tokyo X' mas Live」
12月21日、代々木のライブハウス「アルティカセブン」で開催された「Yoshiko &Shizuka Tokyo X’ mas Live」に足を運びました。
『燃えろアタック』エンディング主題歌「お元気ですかお父さん」や『それゆけ!レッドビッキーズ』主題歌「やがて青春」などを歌った日高美子さんのライブです。
日高さんのライブはコロナ禍前はちょくちょく行っていたのですが、ここ数年はご無沙汰でした。
今年は配信でライブを拝見(拝聴)する機会があり、『大戦隊ゴーグルV』の挿入歌「ゴーグルVアクション」(渡辺宙明先生作曲で日高さんが歌った曲)を歌っているのを見て感激したり、「ペリーヌものがたり」や「心のうた」のカヴァーを聴いてじーんとしたりと、楽しませてもらいました。
今回の会場の「アルティカセブン」は、ほどよく小ぶりな会場でステージと客席も近く、アットホームな雰囲気。
クリスマスソングから始まり、日高さん作曲のオリジナル曲やドラマ主題歌、アニメソングなどを、日高さんと伊藤静香さんが気持ちよいテンポで歌っていきます。
「暁に駆ける」は菊池俊輔先生が作曲、牧美智子さんが歌ったドラマ『新・二人の事件簿 暁に駆ける』の主題歌ですが、これを日高さんがギター弾き語りで歌ってくれたのは、ぐっときました。哀愁のあるメロディーをギターの音色が引き立て、昨年4月に亡くなった菊池先生を思い出しました。
日高さんの持ち歌「やがて青春」「お元気ですかお父さん」はオリジナル・カラオケで。最近東映チャンネルで『燃えろアタック』が放送されていて、全話観たばかりなので、「お元気ですかお父さん」が胸にしみます。
ステージでは日高さんが天然ぶりを示すと伊藤さんがすかさずフォローするなど、ふたりの息がぴったりで、笑いが絶えません。
ホームパーティのような温かいライブでした。
最近、日高さんとコンビで活動している伊藤静香さんは、伸びのある高音と歌唱力がすばらしい。配信ライブで初めて聴いたときは驚きました。
それもそのはずで、彼女は1980年に映画『地球へ…』の公開に合わせて開催されたアニメ主題歌コンテストで全国約8000人の応募者の中から準グランプリに輝いているのです。ちなみにこのときグランプリを取ってデビューしたのが山野さと子さん。伊藤さんはデビューには至らず。もったいないなぁ。
今回のライブではその『地球へ…』の主題歌「地球へ…(Coming Home To Terra)」を伊藤さんがソロで歌ってくれて、すごくよかった。オリジナルのダ・カーポにひけをとらないくらい。
次は坂田晃一先生の曲をリクエストしたいです。
楽しい「めちゃんこRock'nRoll」(映画『Dr.SLUMP ほよよ! 宇宙大冒険』の挿入歌)や『百獣王ゴライオン』挿入歌「美しきアルテア」、『十五少年漂流記』主題歌「ラブ・ミー・アイランド」などのレアな曲も聴けて満足。
先ごろ亡くなった水木一郎さん追悼で「バビル2世」も(カラオケで)歌ってくれました。
これは会場も一緒になって盛り上がりましたよ。
ラストはクリスマスソング「きよしこの夜」で締め。
楽しい時間をありがとうございました。
訃報・大野松雄さん
音響デザイナーとして多方面で活躍した大野松雄さんが12月19日に亡くなりました。
大変残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
大野松雄さんは1963年放送開始の連続TVアニメ『鉄腕アトム』で音響効果を担当。
電子音響やテープ加工を施した効果音で未来の世界の音をまるごと創り出しました。
特にアトムの足音は有名です。
大野さんは効果音だけでなく、初期には毎回フィルムを観て音楽プランを作り、それをもとに高井達雄さんが音楽を書いていたそうです。
音楽・効果音を含む「音響演出」全般を担ったのが大野さんでした。
大野さんの演出はのちに田代敦巳さんに引き継がれ、田代さんは『ジャングル大帝』『ルパン三世(第1作)』などアニメ史に残る作品の音響監督として活躍することになります。
また、大野さんのもとで音響効果を手伝っていたのが柏原満さん。のちに『サザエさん』『宇宙戦艦ヤマト』『ドラえもん』などの効果音を担当する方です。
大野松雄さんがいなければ、『ジャングル大帝』や『宇宙戦艦ヤマト』の印象的な「音」もなかったかもしれない…と思うと、大野さんの偉大さをあらためて感じます。
映画『惑星大戦争』の効果音も手がけ、その音は音楽と一緒にレコードにも収録されました。
2009年7月に大野さんの初ライブ「大野松雄~宇宙の音を創造した男」が開催されたとき、「鉄腕アトム 音の世界」のレコードを持って行ってサインをもらっていたら、そのようすが撮影されていて、ニュースに一瞬流れたのも思い出です。
ありがとうございました。
どうぞ安らかに。
☆Facebook公式ページ「音響デザイナー 大野松雄」の訃報
犬夜叉×半妖の夜叉姫 〜時代を越える音楽〜
12月18日、立川ステージガーデンで開催されたコンサート「犬夜叉×半妖の夜叉姫 〜時代を越える音楽〜」を聴きに行きました。
昼夜2回公演の夜の部です。
アニメ『犬夜叉』『半妖の夜叉姫』のサウンドトラックをオーケストラで演奏するコンサート。
http://www.hanyo-yashahime.com/inuyasha_yashahime_concert/
会場に行ったら、客の大半が若い女性で、すごいアウェイ感(笑)。
さすが人気作品。
MCで声優さんが出演しているので、セリフやナレーションが入ったりするのかと思っていましたが…
ガチのオーケストラコンサートでした。
アニメ映像の上映はありますが、ナレーションやセリフはなし。
編曲・指揮は作曲者の和田薫さん。
演奏はオーケストラと邦楽器(和楽器)の混成によるスペシャルオーケストラ。
たっぷり2時間。怒涛の演奏が繰り広げられます。
まだ神戸公演が残っているので、詳細は省きますが...
躍動感みなぎる犬夜叉のテーマ、緊迫した戦いのテーマ、しっとりと抒情的なかごめのテーマや心情曲など、アニメの名場面を彩った曲が次々と登場。
オリジナル・サウンドトラックをもとに、和田さんがこのコンサートのために編曲した楽曲を数曲ずつメドレーにして、組曲のように構成しています。
さながら、生演奏で聴く「組曲 犬夜叉」と「組曲 半妖の夜叉姫」です。
笛、尺八、琵琶、箏などの邦楽器がオーケストラと共演するスタイルは、この作品ならでは。
和田さんの得意とする分野でもあります。
ハープの隣に箏が並んでいるなんて、ほかのコンサートでは見ることのない光景でした。
うまい具合に座った席が邦楽器の目の前だったので、楽曲によって笛とフルート、箏とハープなどが巧みに使い分けられてるのがわかりました。
で、このアニメは妖怪退治ものなので(これも和田さんが得意な分野)、怪異を表現する不気味な曲や妖怪出現の怖い曲、激しい戦闘曲などが多い。
全体の半分以上がそういう曲です。
これが、すごくよかった。
邦楽器と洋楽器がからみあうダイナミックな現代音楽といった趣。
和田さんの師匠・伊福部昭の怪獣映画音楽を彷彿させるところもあったり、和田さんが手がけた『ゲゲゲの鬼太郎』の音楽を思い出させるところもあったり。
和田薫さんの、このジャンルでの集大成という感じです。
しかし、そんな楽曲を、休憩を挟むとはいえ、2時間も演奏するのは、ミュージシャンも指揮する和田さんも大変だったと思います。
全身で指揮する和田さんの姿も鬼気迫るものがありました。
和田薫さん、お疲れさまでした。
すばらしい曲と演奏をありがとうございました!
京都太秦映画村
12月の頭に京都へ行く用事があり、ついでに太秦映画村に寄ってきました。
実は入るのは初めて。
前から行きたいと思っていたのですが、機会がなかったのです。
昔は太秦映画村といえば時代劇のイメージでしたが、今は特撮もアニメも、なんでもあり。
子どもから大人まで楽しめるアミューズメントパークになっていました。
入口の建物「パディオス」に入るといきなり仮面ライダーがお出迎え。
1971年の『仮面ライダー』第1作放映から50周年を記念してでしょうか、歴代仮面ライダーが勢ぞろいしていました。
劇場版ポスター(近年のものだけですが)や『仮面ライダーセイバー』の撮影で実際に使用された「ファンタジック本屋かみやま」のジオラマ(キャストサイン入り)なども展示されていて盛り上がります。
別の一角では「東映アニメギャラリー」の展示も。
東映アニメ映画ポスターや作品資料、フィギュアなどが展示されています。
コンパクトですが、ぎっしり詰まった感があって楽しい。
資料もなかなか貴重です。
パディオスを出ると、いよいよ映画村のメインとなる時代劇オープンセットです。
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「タローマン展」の思い出
そういえば、先月、「タローマン展」にも行っていたのでした。
「岡本太郎展」とタイミングを合わせて、NHK放送博物館で11月1日から12月4日まで開催されていました。
正式名称は「展覧会 タローマン」。
『タローマン』の衣装や企画書、制作資料、グッズなどを展示したマニアックな展覧会です。
『タローマン』が実際に70年代に作られたヒーロー番組だという設定で構成されているのがミソ。
『タローマン』の前に放映されていたヒーロー番組(『大権威ダ・ガーン』)の映像まで作っているのだからあきれます。
こういうふざけたことを真剣にやる遊び大好きです。
いちおう、申し訳のように「NHKと太郎」「岡本太郎ができるまで」という展示コーナーもあったんですけれど。
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「国宝展」と「岡本太郎展」
上野で開催されている「国宝展」と「岡本太郎展」を観に行ってきました。
どちらも会期末が迫っていたので駆け込みです。
「国宝展」は「国宝 東京国立博物館のすべて」が正式名称。
東京国立博物館創立150周年記念の展覧会で、「史上初、所蔵する国宝89件を公開」とキャッチコピーにあるように、お宝を一挙お蔵出ししての公開です。
もともと12月11日で会期終了の予定でしたが、18日まで延長されました。
会場は国立博物館本館…
ではなく、1999年に開館した「平成館」のほうです。
展示されているのは、11世紀から13世紀頃までの絵画・書跡と7世紀から14世紀頃までの東洋絵画・書跡、それに7世紀から8世紀の法隆寺献納宝物が中心。ほかに古代の壺・銅鐸・太刀・埴輪など、考古出土品もいくつか。
古い書画などのうち数点は、保存上の理由から会期延長期間には展示が終了してました。残念ですが、しかたない。
最近の刀剣人気を意識したのか、刀剣(10~14世紀)にかなりのスペースが充てられていました。
展示の第2部は「東京国立博物館の150年」という展示。
これがなかなか面白かった。
博物館の歴史をたどりながら、めぼしい収蔵品を紹介する構成。
明治時代の展覧会のようすを紹介する絵や当時の博物館の看板など。 博物館好きにはたまりません。
博物館って、展示品自体も魅力ですが、それを観ることで昔の人と対話したり、当時の空気に触れたような気分になれたりする。すごく心を動かされます。実物が目の前にあってこその体験だと思うのです。
下の写真は最後の撮影可コーナーから。
続いて、東京都美術館で開催されている「岡本太郎展」へ。
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訃報・水木一郎さん
数々のアニメ・特撮ソングを歌った歌手の水木一郎さんが12月6日に亡くなりました。
少年時代から聴いてきた曲の数々…
NHK BS2「熱中夜話」<アニメソングナイト>に一緒に出演したこと…
『スーパーアニソン作曲家 渡辺宙明大全』のために渡辺宙明先生と対談していただいたこと…
感謝と思い出は尽きません。
ありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
☆所属事務所イエローバードよりの訃報
https://mizuki-spirits.com/32925
追悼・池田憲章さん
評論・編集・プロデュースなど多岐にわたり活躍した池田憲章さんが、10月17日に亡くなりました。
享年67歳。かねてより病気療養中だったそうです。
私にとっては、大きな影響を受けた特撮・アニメ研究の大先輩であり、恩人のひとりです。
池田憲章さんとは旅先で会うことが多く、特にSF大会ではよくお目にかかりました(こちらもほぼ毎年参加していたので当然ですが)。
合宿型の大会だと「憲章さんが夜通し語る部屋」というのがあり、夜中に聞きに行くと憲章さんがすごいテンションで語っている。座をはずして、しばらくほかの部屋をのぞいて帰って来ると、まだ同じテンションで話し続けている、なんてことがよくありました。
仙台で「ウルトラセブンの歌」をザ・ワンダーズ(=ジ・エコーズ、つまりオリジナルメンバー)が新録音するという企画があり、取材がてら見学に行きました。そのときも憲章さんと一緒になりました。
駅からスタジオまで歩いて向かっているときだったのか…、商店街を通りながら憲章さんが隣を歩く私にすごい勢いでいろいろ話しかけてくるのです。
なにかの拍子に私がちょっと遅れて、憲章さんが先に行ってしまいました。ふと前を見たら、憲章さんが通りすがりのおばさんを相手にすごい勢いで話し続けています。おばさんは何事が起ってるのかわからずきょとんとしている。
あわてて追いついて、おばさんと位置を入れ替わり、憲章さんの隣に戻りました。憲章さんはやはりすごい勢いで話し続けている。たぶん、途中で話している相手が変わったことに気が付いてなかったでしょう。
憲章さんといえば思い出すエピソードです。
体調を崩されてからはSF大会に車椅子で参加されてました。海外ドラマを語る部屋を主催し、話はいつもと変わらぬ名調子でした。憲章さん元気だなぁと少し安心しました。
最後にお会いしたのは資料性博覧会の会場だったか…。このときも車椅子で見に来てくれました。
憲章さんはよく、「今こんなもの書いてるんだよ」と言って大きなバッグから未発表の原稿のゲラ刷りを出して読ませてくれました。でも特に感想を求めるわけでなく、そのゲラを「いいから持っておいて」とくれるのです。読んでもらうのがうれしそうでした。
晩年の憲章さんからよく言われたのは、「今のうちに○○さんとか○○さんに話を聞いておいてほしいんだ。今ならまだ聞けるんだから」。それは、自分がやりたいんだけどもう時間がない、ということだったのかもしれません。
評論や編集という仕事は時代と密着していて、あとの時代からはなかなか評価されづらいものです。特に雑誌記事やテレビに出演しての解説などは残りづらいし、忘れられてしまう。
特撮やアニメが広く社会に受け入れられ、人気を集めている今では、そうでなかった時代は想像しづらいです。今となってはインターネットやスマートフォンがなかった時代が想像しづらいのと同じように。
しかし、憲章さんたちが社会的にはほとんど無視されていた作品を語り、評価し、これまでと違う視点で観ることを教えてくれなかったら、たぶん今のような状況はないわけです。そのことを身に染みてわかっているのは「以前」と「以後」を体験している私と同世代の特撮・アニメファンでしょう。憲章さんをはじめ、多くの先達の方々には感謝しかありません。
池田憲章さんの仕事には、朝日ソノラマの「ファンタスティックコレクション」シリーズや徳間書店のSV(スーパーヴィジュアル)シリーズ、単行本『アニメ大好き! ヤマトからガンダムへ』、雑誌『アニメック』の連載など、大いに啓発され、刺激を受けました。
なかでも私が個人的にリスペクトしているのは、1987年にCBSソニーから発売されたLPレコード(CD版も発売)「栄光の東映テレビ映画 懐かしのテーマ大全集(1959~1970)」と1996年に日本コロムビアから発売された10枚組CD-BOX「東映動画長編アニメ音楽大全集」。前者は1959年~1970年の東映テレビ映画のテーマ音楽を、特撮ヒーローのみならず、大人向け時代劇、現代劇まで収録したアルバムで、ライナーノーツには渡辺岳夫や小川寛興らのインタビューも掲載。後者は『白蛇伝』に始まる東映動画長編漫画映画の貴重な音楽テープを発掘して音盤化した画期的なBOX。解説書も充実した内容ですし、いまだこのBOXでしか聴けない音源があります。いずれも原点をしっかりアーカイブして残そうという強い思いが感じられます。
憲章さんとのおつきあいは、それほど長く、深かったわけではありませんが、私は勝手に「バトンを渡された」ような気持ちでいます。たぶん憲章さんはたくさんのバトンを持っていて、種を蒔くようにそれを残していったのでしょう。私は自分にできることで、思いを継いでいきたいと思います。
池田憲章さん、ありがとうございました。どうぞ安らかに。
訃報:日本SF作家クラブのTwitterより
https://twitter.com/sfwj/status/1601534997646946306
「池田憲章さんてどんな人?」という方は、中島紳介さんのこちらの著書をお読みください。
『PUFFと怪獸倶楽部の時代 ―特撮ファンジン風雲録―』
渡辺宙明 追悼コンサート
12月2日、NHKホールで開催された「渡辺宙明追悼コンサート」に行ってきました。
スタジオミュージシャンとオーケストラの演奏、レジェンド歌手の方々の歌、しょこたん(中川翔子さん)の司会と歌、渡辺俊幸さんの指揮、すばらしかった。
俊幸さん編曲の「ゴレンジャー」と「ギャバン」は先日の「渡辺俊幸シンフォニック・ガラ・コンサート」でも披露されてましたが、本物(オリジナル歌手)が歌うと迫力がひと味違う。
2部のささきいさおさんのプレスリー風パフォーマンスが最高でした。
そして、しょこたんの歌った3曲(「キュア・アクション」「永遠のイクサー1」「ハートフル ホットライン」)はツボをついた選曲と愛情あふれる歌唱で感動。
記念に会場でしょこたんのCDを買いました(宙明ソングではありません)。
出演者、ミュージシャン、スタッフのみなさま、ありがとうございました。
そして渡辺宙明先生、ありがとうございました。
宙明サウンドは永遠です。
「おもいっきり探偵団 覇悪怒組/じゃあまん探偵団 魔隣組 オリジナル・サウンドトラック」ついに発売!
《SOUNDTRACK PUB》レーベル第31弾「おもいっきり探偵団 覇悪怒組/じゃあまん探偵団 魔隣組 オリジナル・サウンドトラック」が11月23日に発売になります。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BKPF4HCW
「東映不思議コメディーシリーズ」のサントラはいつか出したいと思っていました。
メーカーに企画を出したこともたびたびありますが、実現せず。
それでも「いつか」と思っていたところ、昨年(2021年)から今年にかけて、東映の公式YouTubeチャンネルで『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』と『じゃあまん探偵団 魔隣組』を毎週2話ずつ配信したんですね。毎週楽しみに全話観ました。たぶんちゃんと観直したのは本放送以来。
本編も面白いし、本間勇輔さんの音楽がいい。
「これは出すしかない」と本格的に準備を始めて、ついに発売にこぎつけました。
感無量です。
ただ、残念なことがひとつ。
既報ですが、ケース裏の表記に誤りがありました。
致命的なミスではないのですが、大きな箇所なのでみっともない。
「大きなところほど見逃す」というのはこのことかと、打ちのめされました。
誤表記については、下記のお知らせを参照ください。
https://www.soundtrack-lab.co.jp/news/2022/11/20221122.html
音楽は申し分ない名作ですので、多くの人に聴いていただければと思います。
これが好評なら、「東映不思議コメディ―シリーズ」のほかの作品のサントラリリースにもチャレンジしたいと思っています。